金理八は、黒板に『ソフトウェア』と書き始めた。
「ソフトウェアの『ウェア』はだね、『物』という意味の他に、『器』という意味もあるんだ。
だから、食事を盛るのにちょうどいい大きさである必要があるし、毎日洗わなくてはいけない。
このソフトは、みんなが使うには、まだ少し小さい。
それに、君たちは、このソフトをメンテナンスできるかい?
だから、どんな機能が必要か先生にもっと教えて欲しい。
そして、先生がメンテナンスの仕方を教えてあげるから、それを学んで、君たち自身でメンテナンスできるようになって欲しいんだ。
いいかい。」
光「先生、僕にも教えてくれるの?」
「もちろん」
その日から、光への個別授業が始まった。
そして金理八は、このソフトが問題なく業務で使えるよう、さらに機能追加を行った。現在使っているデータも、新しいソフトに移した。
そして3ヶ月後、日本と同じ品質とサービスで、実運用をスタートさせたのだった。
生徒達は、お祝いのパーティーまで開いてくれ、この新しいソフトが使えることを喜んでくれた。
運用開始から半年経った現在も、日々、改良を加えながら、このシステムは活用されている。
こうして、金理八の3Bでの活動は始まったのであった。
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